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格安航空会社 - 高速フェリー、 済州観光急成長の立役者
2011.10.16 (日) 閔庚振 contributor@jejujapan.com

 
   
   ▲ 上、アシアナ航空傘下の格安航空会社釜山エアー、最近金浦ー済州便にも就航した   写真提供 : 釜山エアー

 一般的に新規航空会社が航空業界に参入するとき、その成敗は三年で明らかになる。航空会社はこの節目の時点で、今後さらに投資をするかそれとも事業を中断するかの決断を下す。このような時期に、大韓航空とアシアナ航空がそれぞれ設立した格安航空会社であるジンエアーとエアー釜山は運航開始2年目の昨年末、損益分岐点に到達した。済州島に本社を置いた最初の航空会社である済州航空は4年間の赤字に終止符を打ち、去年11月に初めて損益分岐点に到達するようになった。 

2011年現在、五つの格安航空会社が済州路線を就航しており、国内線市場の1/3以上のシェアを占めている。人気が高い金浦-済州路線の場合、1月のシェアが55%を超えた。特に済州路線は格安航空会社の成功が大きく寄与した。2010年10月には国内線利用客193万人中の73%以上が済州行きの航空機を利用した。

「済州島訪問者数が去年と比べて三倍以上に増加したので、格安航空会社が提供し増加された座席も全て売り切れた」とジョン·フンシクジンエアー運航本部長が明らかにした。

済州行き路線の座席数の増加は、航空料金にも大きな影響を及ぼした。以前は大韓航空とアシアナ航空が独占していた金浦-済州路線に、格安航空会社がより低コストの料金で参入した。格安航空会社が運航を開始してから1年も経たないうちに金浦済州の往復航空券は20万ウォンから4万ウォンに暴落した。これを通じて済州を訪問する一般観光客の心理的な負担が軽減するようになった。1月初めには済州航空が1人当り1万ウォンの済州行き航空券3万6千枚をホームページでオンライン販売したところ、販売開始から数時間で完売となった。

増加された分の座席の販売促進を図るため、格安航空会社は済州行きの小旅行を計画している。済州はこれまでのキャンペーン文句のように新婚旅行や一生に一回は訪れたいところではない。週末にちょっと 気軽に行って来れる島であるということだ。

済州オルレ体験やその他、自然生態旅行等の大きな成功が航空会社にも思いがけないプラスとなった。自然生態旅行が人気を集め格安航空会社が成功をおさめたことで、去年の年間済州訪問者は一昨年と比べて約100万人増加の750万人を記録した。

格安航空会社は済州への国内旅行の特性を変えたことになる。航空料金を気にせずにいつでもまた済州を訪れることができるようになったので、短いスケジュールの中で日程に追い回されていた従来の観光パターンの代わりに、済州島の隠された名所を見て回り、季節毎に変わる済州の美しい風景を再発見するようになった。 このように、格安航空会社の参入及び自然生態観光の成功と済州観光客の増加は密接な関係を持っている。    

 

   
 
より速く、より安く

済州航路は日を追うごとに賑わいを見せ、済州国際空港内での民航機のゲートの利用制限で、海路を利用しての済州観光がその代案として定着している。海路を利用して済州を訪れる観光客は、豚インフルエンザによって打撃を被った2009年を除き、2007年から20%以上増加している。昨年は230万名が海路を利用して済州を訪れ、これは前年比22%増になる。

済州への観光客の増加をビジネス·チャンスにしようと、海運業界ではより大きく、より速く、より安い価格で旅客船を提供し、新しい航路を開拓している。済州への観光客誘致のための競争が激しくなり、幾つかの地方自治体では現在、競争での優位確保のために超高速ウィグ(WIG)船の導入を考えている。これにより、海路で済州を訪れる観光客の数は増加すると見込まれる。旅客船を利用して済州を訪れる機会が増えるということは、修学旅行シーズンなどのピーク時に慢性的に抱える航空機の座席不足現象の緩和·解消を意味する。

その先駆けは長興と城山浦の間を就航する高速旅客船のオレンジ号である。JHフェリーが運航を開始して5日も経たないうちに10万席以上の予約が続き、去年7、8月はほぼ売り切れ状態となった。

ウォータージェット方式を使うオレンジ号は時速40キロノットで航海するので、これまで5時間もかかっていた長興-城山浦間を2時間以内に短縮させた。また車両を乗船させる場合の運賃は、最低往復96,000ウォンに価格を下げ、この価格は木浦、莞島及び釜山出発の旅客船の運賃の半額に満たない 。

城山浦から済州に入る観光客が急増し、地域経済にも大きな潤いを見せている。去年7月のオレンジ号の就航以来、長興を訪れる観光客の数は一日70名から1,000名以上に増え、城山浦の商店や食堂の売り上げも30%から50%に増えた。オレンジ号が城山に着く時間になると旅客船ターミナルのタクシー乗り場には客を乗せるためのタクシーが並ぶ。

高速旅客船を利用しての済州観光が人気になり、国内の地方自治体では現在、済州への新規航路の開設を考えている。

平沢市では3月に15,661トンの旅客船を就航させる予定で、また別の地方でも今年の年末までに2隻の高速旅客船を就航する計画を立てている。莞島郡と郡山市の場合、最大時速250kmのウィグ(WIG)船の導入で競争での優位を占めるものと見込まれる。

高速海運への活用で「海上の超高速列車」と呼ばれるウィグ船は、翼と水の間の地面効果(ground effect、水面上の場合は水面効果)という空気力学的な相互作用を通じて海の表面を飛ぶことができる。地面効果で発生する力は一般的な飛行の力より非常に強力なので、これまでの航空機に比べ最大50%の燃料を節約できる。

莞島郡では来年までに莞島済州航路に100席規模のウィグ船の運航を計画し、その協議をハニル高速と進めている。それがまとまれば、運航時間は30分に短縮される。また、郡山市も1月13日にウィグ船の就航を申請した。50席規模のウィグ船を2隻就航させる計画で、ビウン港から涯月港までの360kmを2時間で運航することになる。

格安航空会社利用の済州観光が自然生態観光へと移行するのと同じように、より大きくて速い旅客船が済州路線に投入されれば、済州島内での乗用車利用の観光にも変化をもたらすはずで、長期的には済州島内のレンタカー業界を圧迫するものと思われる。 観光客は乗用車利用でレンタカー料金の負担が軽減され、済州島に長く滞在できるようになる。また、海路利用時の済州への移動時間が短くなれば、高速旅客船を利用して済州を訪れる観光客の済州滞在日数がさらに増えるものと見込まれる。  

 

 格安航空会社と高速旅客船はもはや新しい交通手段ではなく、済州島の変化をリードする要素である。毎年、済州を訪れる観光客の数が増加し、自然生態観光へと様変わりする中で、済州島は新たな変化の時代を迎えている。

 

   

 

 左から 退役する飛行機を歓送する済州航空の乗務員たち、ティーウェイ航空の機長と乗務員、大韓航空傘下の格安航空会社であるジンエアーの機長たち、テスト運行中のWIG船、済州城山港と全南長興港を運行する高速フェリーオレンジ号    写真提供 : 済州航空、ティーウェイ航空、ジンエアー、国土海洋部、釜山エアー、JHフェリー

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登録番号 : Jeju Da 01093   登録時間 : 2008年 11月20日   発行人 : 宋姃姬
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