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[Traveller’s Guide] 5月6月もまた、済州では花々の饗宴が続き、花の香りが漂う
2012.06.05 (火) ソン・ジョンヒ jejudesk@jejujapan.com

             Traveller’s Guide                                                                  

 風に酔った菜の花が徐々に姿を消すと、漢拏山のカラムラサキツツジとクロフネツツジ、そして純白のミカンの花が開化して、済州を彩る。

   
▲ 鮮やかな紅色のクロフネツツジ    撮影:梁永才

漢拏山には葉よりも先に花が咲くカラムラサキツツジが4月ごろに咲き始め、その華やかな姿がすっかり姿を消さないのに、5月になると濃い赤の光を帯びたクロフネツツジがあちこちで咲きはじめる。国土の最南端に位置する漢拏山・・・一般に漢拏山のクロフネツツジと言えば、韓国で最も早く咲くものと思っているようだが、漢拏山のクロフネツツジは韓国で最も遅く開花する。5月末、あるいは6月初旬になると満開になる漢拏山のクロフネツツジ。漢拏山のクロフネツツジは春の到来を伝えるのではなく、夏の始まりを知らせる伝令使の役割をしている。その絶景を見たければ、霊室コースをたどってウイッセオルムに登っていくのが良い。漢拏山の代表的なツツジ畑は海抜1700m高地に形成されたウイッセオルムにある。

漢拏山のクロフネツツジは済州の生誕神話を知らなければその真価を理解できない。

その昔・・・済州・・・そして漢拏山を創った巨女神ソルムンデハルマンは五百人にも及ぶ息子たちを産んだという。ある日、息子たちが働きに出て留守の間に、ソルムンデハルマンはお粥を炊き始めたのだが、つい足を踏み外してその巨大な粥の釜の中に墜落し、死んでしまった。

腹を空かせて外から戻ってきた息子たちはいつものようにガツガツと粥をかきこみはじめた。しかし、末息子だけは、何かおかしいと感じて、食べなかった。粥を食べつくしてしまってみると、釜の底に残った巨大な骨が見えた。その時になってようやく、息子たちは自分たちが食べた粥の経緯を知るに至った。

粥を食べなかった末息子は兄たちを恨み、ひとり遮帰島に行って、毎日泣き続けたあげく岩になり、それが遮帰島の将軍岩なのである。遅まきに事実を知った兄たちも慟哭し、漢拏山霊室コースの岩になり、それを五百将軍岩と言う。ソルムンデハルマンの息子たちが岩になって流した血涙は大地の奥深くに沁みこみ、春になるとクロフネツツジの花となって咲き誇り、山を赤く染めるというのである。

ソルムンデハルマンは漢拏山の白鹿潭の上に腰かけて洗濯をしたほどの巨神として知られている。チマ(韓国女性の伝統服のスカートにあたる)で土を運んで漢拏山を創り、運ぶうちにこぼれた土くれがあちこちで重なって360余のオルムになったという済州創世神話の主人公である。

そうした「創造の女神」を讃える祝祭が2004年から始まり、済州市朝天邑に位置する済州石文化公園では、毎年5月15日がソルムンデハルマン祭の日と定められている。

   
▲ ソルムンデハルマン祝祭      写真提供:済州特別自治道

漢拏山のクロフネツツジだけではなく、5月~6月に済州を訪ねたら決して見逃してはならない祝祭が多くある。4月中旬から始まる加波島の青麦祭が5月20日まで一か月間にわたって繰り広げられる。青麦が黄金の波となって大きくうねり、異色の見物を提供してくれる。

今年初めて開催されるミカンの花の路ウオーキング体験行事も眼を惹く。

   
▲ 済州のみかんの花    写真提供:柑橘博物館

ミカンの花の香りを嗅ぎながらウオーキングを楽しみたい人に推薦したいところ、それは西帰浦市南元にある孝敦路、甫木路である。「この世を包む香り、ミカンの花の中に」というロマンあふれるタイトルで今年初めて1時間ほどのウオーキング体験コースが紹介された。6月はミカンの花が満開で、その香りが恋しければ、そこを歩けば済州を感じることができる。柔らかく品のあるミカンの花の香りは秋の黄色いミカンを待ちわびている人々にも一味変わった楽しみを提供してくれるだろう。

食通ならば、この時期に逃してはならないのは、なんといってもウニのスープである。済州道のウニの味が最高の季節は5月末から6月の間で、済州では昔から宴会その他の行事に際してはウニを使ってスープをたくさん作って食べてきた。それにまた、夏が近づくと、魚の刺身スープも絶品である。是非とも試していただきたいものである。

   
▲ ウニのスープ     写真提供:韓国外食業中央会

 

ソン・ジョンヒ  The Jeju Weekly 発行人

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